トランシーバーを選ぶとき、デジタルかアナログかで悩んだら、基本的にはデジタル無線機を選びましょう。なぜならデジタル方式のトランシーバーのほうが電波干渉を受けづらいからです。
今回は、なぜデジタルのトランシーバーだと使用中に電波干渉を受けにくいのかを説明していきます。
まずは基礎知識として、そもそも「電波」とはなんなのか、「干渉」とはどういうことなのかを、道路に例えてご説明します。
トランシーバーの電波干渉を考えたとき、道路は周波数、道を歩く人が電波、荷物は音声にあたります。 では、昼時の混雑している渋谷のスクランブル交差点と、道がまっすぐに整備された人気のない閑静な住宅街の道路。荷物を抱えて歩くとしたら、どちらのほうが人とぶつかる可能性が高いでしょうか?
当然、渋谷のスクランブル交差点ですよね。つまり、「音声」という荷物をもった電波が「周波数」という道路を歩くとき、すれ違ったほかの電波とぶつかったり、ぶつからないように左右に避けた拍子に音声の一部を落としたりしてしまうのが電波干渉ということになります。 これをトランシーバーに当てはめると、渋谷のスクランブル交差点を使うのがアナログ方式、人気のない住宅街の道路を通るのがデジタル方式となるわけです。
道路の広さや数以上に歩行者が増えてしまうと、それだけ電波はお互いに干渉しやすくなります。アナログの周波数は、個人はもちろんラジオや警察、消防署などさまざまな用途で使用されており、行き交う電波が増えすぎてパンク状態になっているのです。
アナログ方式は、音声という荷物を持ち運ぶ際に、バッグに入れたりせず素手で抱えている状態です。 しっかり固定していないため、人とすれ違うときに少しぶつかったりよろけたりするだけで腕の隙間からポロポロと音声が落ちてしまうのです。 では、干渉を受けにくいデジタル方式はなにが違うのでしょうか。
デジタル方式が干渉を受けづらい理由は主に2つあります。
デジタルはアナログよりも使える周波数が多いです。単純に道路の数が多くなるため、道が混雑して通りづらくなる可能性が低いというわけですね。また、道を歩いているときに別の人がやってきて歩きづらくなったとしても、道の数が多いためルートを切り替えてまた人気のない道に移ることができます。
デジタルのトランシーバーでは、音声という荷物を運ぶ際に音をデータという形に加工します。アナログの音声から不要なノイズを取り除くため荷物のサイズが小さくなり、身軽に音声のやり取りができるようになるのです。荷物が小さくなれば一度に運べる量が増えますし、人とぶつかったときに荷物の一部を落としてしまう可能性も低くなりますよね。
基本的に、複数人が同一の周波数を利用していると誰かが話したことは近くにいる利用者全員に聞こえてしまいます。
デジタル方式のトランシーバーでは、ノイズを除去している分、話の内容が聞き取りやすいです。クリアに聞こえるのはよいことですが、社外秘やプライベートの話題など、他人に聞かれたくない話をするときは困りますよね。
そんなときに使うのが、第三者が同じチャンネルで音声を聞いていても内容がわからないように加工する「秘話設定」です。多くのデジタルトランシーバーでは32,767通りもの秘話設定が可能となっているため、非常に高いセキュリティを実現しています。
アナログよりもチャンネル数が多く、混信時の対策も整っているデジタルのトランシーバーは電波干渉に強いという特徴を持っています。性能面や使い勝手の面でもデジタルのほうが上回っている場合は少なくないため、これからトランシーバーを使いたいと思っている人には、デジタル方式のトランシーバーがおすすめですよ。
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