介護で使える無線機・インカム

高齢者施設で利用が拡大しているインカム。実際にインカムを導入することで、仕事の効率、負担に変化があり、大きく職場環境が変わったという声もあります。

ここでは、インカムを導入するとどのようなメリットがあるか、実際にどのようなインカムが導入されているか、商品をご紹介します。

高齢者施設でインカムを導入するメリットは？

1.静かな環境を作れる

同じフロアにいても、遠く離れた他の介護職員に手伝いを頼みたい、聞きたいことがある、報告したいことがある、そんなとき、通常は大声で話すため、介護施設は静かな環境とは言いがいたことがしばしばあります。

インカムを使用する場合、大声で話す必要はなくなり、静かな環境を作れます。また、大声を出すこともけっこう負担になりますが、インカムを使えば大声を出さないので好評です。

2.従業員全員で情報共有ができる

インカムを常に従業員全員がつけている場合、お互いにマイクに向かって話すだけで、他の従業員全員に対して、共有したい情報を伝えることができます。そうすることで、周知の負担は軽減され、作業効率もアップします。

3.作業の手を止めない

内線呼び出し、ナースコールなどでは、作業の手を止めて伝達事項を伝える必要があり、その分作業効率が落ちてしまうデメリットがありました。インカム使用の場合、その場ですぐに作業しながら伝えることが可能です。

4.チームワークにプラス、相談しやすい環境ができる

インカムでお互い連絡を取り合うことがスムーズになるので、従業員どうしのチームワークにプラスになり、助け合って仕事をしていく環境が自然と整います。人によっては、困っていてもなかなか他の従業員に連絡できずに孤独な状態に陥ることもありますが、インカムを使用することで、そうしたリスクを回避できます。

5.離職者が減る

仕事が忙しいゆえに、新人が仕事にスムーズに慣れるのが難しく、離職者の多い高齢者施設。離職者をできるだけ出さずに、より良い職場環境を作っていくことは大きな課題です。インカムを使用することによって、負担は軽減され、コミュニケーションを取りやすい状態になりますので、新人も先輩に気軽に相談できる環境ができ、人材が定着しやすくなります。

介護施設で使用されているインカムシステムをご紹介

クリアトークカム（株式会社ティービーアイ）

画像引用元：クリアトークカム公式HP（/http://www.cleartalkcom.net/）

最大120人まで接続できるので、大きな施設でも使用可能です。Wi-Fiで通信できるので、医療機器への負担が少ないのも大きなメリット。音質も良く、ストレスなく同時通話ができます。

WD-D10シリーズ（株式会社JVCケンウッド）

画像引用元：㈱JVCケンウッド公式HP（http://www3.jvckenwood.com/pro/avc/product/wd-d10/）

少人数から最大10人までの同時通話が可能。屋内だけではなく、屋外でも使用可能で、使い方もシンプルなのが特徴です。

DJ-PX31（アルインコ株式会社）

画像引用元：アルインコ公式HP（/https://www.alinco.co.jp/product/prod_item.html?itemId=I20160715001）

装着しやすいデザインで、衝撃や圧力に強く、アンテナが折れにくいようにポリカーボネイトで保護されているアルインコのインカムDJ-PX31。ノイズキャンセラーが実装されているため、上位モデルにも劣らないクリアーな音質を実現しています。慣れないうちは装着した際に違和感がある、コードが邪魔という声もあるようですが、しばらく使用すると、なくてはならないものとして大いに活躍しているようです。

職場の環境、働きやすさが以前と比べて数段よくなったと絶賛している施設もあります。

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