IP無線とは、無線機を使って送る声や音をパケットデータに変換し、携帯電話に使われているデータ回線を利用することで送受信できる技術です。IP無線では従来の無線機と同じように、複数人で通信を行うことが可能です。IP無線を利用できる端末のことを「IP無線機」と呼んでいます。
携帯電話回線を利用することによって、IP無線機では全国各地を対象エリアとして広範な無線通信が可能となっています。従来の無線機であれば半径1~2kmが範囲でしたが、IP無線機であれば全国各地、距離に関係なく無線通信が可能になります。屋内外での通信はもちろん、遮蔽物の影響を受けることもなく、混信のリスクも避けられます。
個別通信だけではなく個別通信も利用できる他、機種によってはGPS通信も可能など、従来の無線機にプラスアルファする形で様々な便利な性能が付属しているのがIP無線です。
IP無線機には、従来の無線機と比較して以下のようなメリットが挙げられます。
従来の無線機であれば、遮蔽物の有無や屋内外、距離など…無線機を導入する前に様々な点をチェックする必要がありましたが、IP無線機は全国エリアで通信が可能なため、どこにいても簡単に無線が行えます。遠く離れた場所や遮蔽物の多い場所でも関係なく、混信のリスクを避けながら無線通信が可能。
IP無線機は1対1の無線通信だけではなく、1対複数人で行うグループでのコミュニケーションにも利用できます。グループ内で通信したい場合には、携帯電話よりもIP無線機の方がメリットが得られやすいでしょう。通常の無線機であれば電波が遮断されるような場所でも、IP無線機なら全国エリアでの無線通信が可能です。
IP無線機は免許申請の必要性がなく、誰にでも簡単に使用することができます。そのため無線通信に慣れていないような人・業界であっても、すぐに導入できるでしょう。すぐに使えて簡単に扱える無線通信手段として利用できます。
IP無線機は、機種によってはGPS機能を付けることも可能です。リアルタイムで無線機の位置情報を確認できるため、複数人のメンバーを管理したい場合に重宝するでしょう。
IP無線機は便利な一方で、通信方法がトランシーバーと異なります。携帯電話会社のデータ回線を利用して通信を行うため、携帯電話の契約と同じように月額通信量が発生します。レンタル・購入どちらを選んでも、トランシーバーと比べてコストが高くなりがちです。
また、携帯電話の電波が届かない山奥やトンネル、地下などの場所では、IP無線機も同じように通信できません。データ回線が込み合っている場合(人ごみなど)でも同様に、データ回線に繋がりにくくなる可能性が考えられます。
本当にIP無線機でないといけないのか、それともトランシーバーで事足りる場面なのか…。IP無線機を導入する際には、無線機が必要になる場面を考えて選びましょう。
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